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最近ニュースで胃腸風邪が流行っているとの報道がありました。そんなに流行っているのかなあと、最近の患者さんをふりかえると、確かに小さなお子様からお年の方まで幅広い年齢層で、確かに気持ち悪いとか、吐いてしまうとか、下痢が止まらない、といった方を割と見かけるようになりました。元々冬に多い病気ですけど。
胃腸風邪を起こす代表格がノロウイルスですが、ノロウイルスはコロナウイルスやインフルエンザウイルスと違い、ノンエンベロープウイルスといって、外殻を持たないウイルスで、アルコールが効きません。
ニュースでも、アルコール消毒を過信して手洗いが疎かになっていることが流行の一因と報道していましたが、ノロウイルス対策はやはり手洗いです。(最近は酸性アルコールと言うphを酸性化したアルコールがあり、これはノロウイルスなどのノンエンベロープウイルスにも効果があります。)
吐物や下痢の処理はなるべくまわりに拡散させないために、手袋を使って処理は行うこと、トイレの清掃も頻繁に行うこと、消毒にはノロウイルスなどにも効果がある次亜塩素酸ナトリウム(ハイターなど)を使うこと、手指消毒にアルコールは効かないので、水道水での手洗いを敢行すること、生牡蠣などを食するときは加熱用はしっかりと加熱すること、など、注意が必要です。
でも、いざかかってしまったら、吐かない程度に少しずつ水分を摂取しましょう。以前にもお知らせしましたが経口補水療法は強力な治療法ですので、実践しましょう。https://matsui-familiar-clinic.com/wp/?p=536
また、下痢のお子さんの受診の際は可能でしたら、下痢便そのものや、下痢便のついたおむつを一緒に持ってきてください。ノロウイルスかどうかなどの検査ができますので。
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まついファミリクリニック
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