(ジフテリア・百日咳・破傷風・ポリオ・Hib 混合ワクチン)
(合計4回接種します)
ジフテリア:ジフテリア菌の感染によって主に上気道粘膜が犯される疾患です。
現在予防接種により患者は激減していますが、発症すると増殖した菌から産生された毒素により昏睡や心筋炎などの全身症状が起こると致命率は平均5%〜10%で死亡するリスクがある感染症です。
破傷風:破傷風菌は土壌中に広く常在し、怪我した部分から体内に侵入し、増殖して破傷風毒素により強直性痙攣をきたします。
破傷風毒素が主な原因であり、潜伏期間(3〜21日)の後に局所(痙笑、開口障害、嚥下困難など)から始まり、全身(呼吸困難や後弓反張など)に移行し、重篤な患者では呼吸筋の麻痺により窒息死することがあります。
百日ぜき:百日ぜき菌は感染力が強く感染1-2週間後から咳き込みが起こり、通常はそれに続いて、息を深く吸い込む際に長く高い音(笛声)が出るという一連のせき発作を起こします。肺炎や脳炎へ発展することもあります。
ポリオ:ポリオウイルスによる麻痺を主訴とする感染症です。
口から入ったポリオウイルスは感染しても発病しないことが多いですが、中には脊髄へ入り重篤な麻痺が後遺症として残ることがある怖い病気です。
Hib感染症:ヘモフィルスインフルエンザ菌b型という細菌によって発生する病気で、インフルエンザウイルスとは違います。主に気道の分泌物により感染を起こしますが、症状がないまま保菌して日常生活を送っている子どもも多くいます。
しかし、Hibにより、肺炎、髄膜炎、化膿性の関節炎などを起こした者のうち3%〜6%が亡くなってしまうともいわれています。
また、急性喉頭蓋炎の原因の大半をHibが占めてるとされ、致命的な窒息や低酸素脳症を引き起こします。特に髄膜炎の場合は、致死的なリスクもさることながら、生存した子どもの20%に難聴などの後遺症を残すともいわれています。
※ 1期初回は生後2ヶ月から3〜8週間間隔で3回、1期追加は3回目終了後6年〜1年半後に1回接種します。
Hib感染症は、ヘモフィルスインフルエンザ菌b型という細菌によって発生する病気で、インフルエンザウイルスとは違います。主に気道の分泌物により感染を起こしますが、症状がないまま保菌して日常生活を送っている子どもも多くいます。しかし、Hibにより、肺炎、髄膜炎、化膿性の関節炎などを起こした者のうち3%〜6%が亡くなってしまうともいわれています。また、急性喉頭蓋炎の原因の大半をHibが占めてるとされ、致命的な窒息や低酸素脳症を引き起こします。特に髄膜炎の場合は、致死的なリスクもさることながら、生存した子どもの20%に難聴などの後遺症を残すともいわれています。
※ 1期初回は生後3ヶ月から3〜8週間間隔で3回、1期追加は3回目終了後1年〜1年半後に1回接種します。