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2023/06/29
またコロナが流行ってきたみたいです
コロナが第9波に突入しつつあると尾身先生が言われていました。「まさか?そんなわけないだろう。」なんて思っておりました。しかし、今週に入って、病院でのクラスターや、当院がお邪魔している介護施設の入居者に感染者が出だし、コロナで学級閉鎖になっている学校もあることを伺い、外来に来られる発熱者の中にもコロナ陽性の方がお見受けされるようになって参りました。
「だから何なんだ。もう5類だろ。」、ともいえますが、沖縄で流行中ということですから、岐阜でも1か月後には大流行の可能性が出てまいりました。
病院や介護施設にいらっしゃる人たちはとにかく体が弱いです。ちょっとしたことですぐに感染したりする人たちです。感染するとひとたまりもなかったりします。そして、いろいろと動ける人ではありませんから、逃げたくても逃げられない。するとクラスターになって、現場の人たちが大変になる。だからその人を支える医療スタッフや介護職の方々も相当気を使ってコロナにかからないようがんばっていらっしゃると思います。
でも世の中の人たちはそんなことは知らないといわんばかりに無関心。マスコミも騒がず。ネタにならないから?
社会的弱者対して寛容な日本社会であるならば、病院や介護施設にいらっしゃる人へ感染させない努力についても我々は忘れるべきではないと思います。
マスクは適切に使用し、人込みではマスクをつけることも考えるべきですし、お店への入店する際の手指消毒を最近誰もやっていませんが、それも改めて行う努力をみなで行い、手洗いも最近おろそかになっていると思いますが、最低限家に帰ったときとかご飯を食べる前だけは手洗いをしっかりすればいいのです。わたしもコロナ明けみたいな感覚おりますので、偉そうのことを言いますが、現在コロナ感染症については特に制限なしとなっておりますが、弱者を守るための責任ある行動は今後も続けていくべきかと思います。
検査を適切に受けることも大事ですが、検査は受けなくても体調が悪ければ無理はしないとか、自分で抗原検査キットを買って検査を行う方々も、抗原検査は疑陽性になることもありますし、検体採取の手技によっては不適切な検体採取のために陽性判定が出ないことだってありますから、検査結果を過信しない意識を持つことと、心配なら、やはり第3者に検査をやってもらって判定してもらうということも大事なんだという認識を持っていただきたいと思います。
また無駄とは思っても6回目のワクチンは打つべきだと思います。わたしも無駄かもしれないとは思いましたが、6回目を打ちました。できる限りコロナにかからないようにしたかったからです。症状を軽くするために、重症化しないために、高齢の方はせめてコロナワクチン5回目6回目を接種して、若い人たちの感染抑制のためにおこなっている自己努力に報いるべきです。一般の方々も元気な方はいいかなあとも思うのですが健康に自信のない方は重症化を回避するために、あるいは感染予防のために、9月以降になりますが接種をお考えいただいてもよいかもしれません。
だいぶ普段通りの生活が戻ってきて、わたしもみなさまと同じでたいへんよろこんでいます、行楽地や繁華街が賑やかなのも本当にうれしいですし、日々楽しく生活しています! ですが、逆戻りしないためにいまが頑張りどきかもしれません。