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2026/01/20
尿酸値

尿酸値放置していませんか?


尿酸値、気にしていながら、放置している方、いらっしゃいませんか?尿酸値は通常6.0mg/dlを超えると、体の中の関節や血管に結晶として蓄積され、通風や腎結石、痛風腎、動脈硬化の原因になります。


まずは生活習慣の改善が基本です。


①1日のアルコール摂取量は、日本酒なら1合180ml、ビールなら500mLまで、ウイスキーなら60mLまで、ワインなら180mlまで、焼酎は90mlまでにしましょう。プリン体フリーなら問題ないと言うわけではなく、アルコール多飲は尿酸値を上げますので注意してください。アルコールがATP(プリン体を含有)を分解すると尿酸値があがります。またアルコールの分解過程で乳酸が発生し、これが尿酸排泄を低下させるからです。

②肥満の解消も大事です。太っていると、腎臓からの尿酸の排泄にかかわる仕組みが損なわれるためです。食事摂取量の適正化と運動で無理なく痩せることは効果があります。

③激しい運動やストレスなども尿酸値を上昇させます。筋トレやストレスをかかえることも程度を考慮する必要があります。

④水分をよく摂りましょう。冬季はマスクしたりしていると、口渇に気がつきにくく、脱水になりやすい。夏季も発汗や不感蒸泄が盛んなためすぐに脱水になります。喉が渇いたら、あるいは、水分をしばらくのんでいなければ、適宜水分を摂りましょう。


それでも尿酸値が高い人は、

痛風発作がある人、または尿酸値9mg/dlを超える症状のない方は薬物治療が推奨されます。

あるいは、慢性腎臓病や糖尿病、高血圧、脂質異常症などがある方も尿酸値の程度や体の状態により治療介入が望まれる場合があります。


トピロキソスタット(トビロリック・ウリアデック)は尿酸生成を抑制し、尿酸値を下げます。他の尿酸生成抑制系の薬剤よりも効果が高いですが、一日2回内服が必要です。初期用量から血液検査で尿酸値を見ながら指摘投与量まで用量を上げ、維持します。


ドヌラチド(ユリス)は腎臓の尿細管にある尿酸トランスポーター「URAT1」を選択的に阻害し、尿酸の再吸収を抑制します。尿中に尿酸を排泄させ、尿酸値を下げる薬です、腎機能が良い方や腎結石がない方はこちらなら一日1回の内服で治療可能です。同じく初期用量から血液検査で尿酸値を見ながら指摘投与量まで用量を上げ、維持します。


高尿酸血症の方は高血圧、脂質異常症、糖尿病、慢性腎臓病、各種動脈降下性疾患などの合併率も高いため、他の併存症の早期発見、治療介入が必要ですので、3-4ヶ月に1回ぐらいは血液検査をおすすめしております。


最後に、尿酸値の高い方は、尿酸結晶が体のあちこちにできていると思われますが、じつは結晶化した尿酸は尿酸値を4-5mg/dlてコントロールするように真面目に治療すると、3-5年で溶けて消えるとされています。「どうせ治療しても元に戻らない。」と諦めている方は、治療と定期的な検査を通した管理により、健康的になることができると言うことを認識いただきたく存じます。


尿酸値の気になる方はご相談ください。