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今年もRSウイルスの風邪が流行ってます。
昨年も春先から夏場まで流行っていましたが、今年も同じようです。
こちらで現在の感染症の流行状況がおよそ確認できます。: https://infect.gifu.med.or.jp/influ/infectioncondition/patients/
これによればインフルエンザは岐阜ではまだ流行ないようです。
さて、当院、お子様の患者様が多いのでよくお見かけしますので、今年もRSについて書き込みします。
ほとんどのお子さんが必ず罹患する病気ですが、主に鼻水鼻づまり・咳といった上気道炎症状が主体です。ただ初感染の場合に症状が強く出ることがあることと、下気道感染(気管支炎や肺炎など)に発展する場合があるのが厄介です。また、6か月未満の小さなお子さんが罹患すると細気管支炎に陥り危険になることがあるので赤ちゃんのおられるご家庭では特に注意が必要です。また基礎疾患があるお子さんの場合も注意が必要です。ご高齢の方の場合も重症化すると厄介ですので注意が必要です。
飛沫接触感染により伝搬しますので、くしゃみなどによる飛沫はもちろん、お子さんから直接、あるいは大人の手などを介して感染します。一度かかっても何回も感染し得ます。大人も感染します。一般的には発熱、咳、鼻水などの上気道炎の症状のみで収まることが多いので、お鼻がたくさん出る風邪の場合にRSウイルスであることもあります。鼻炎が主体の場合は鼻をよくかむ、できなければよく吸引することで治りが良くなります。熱は上がったり下がったりすることもありますし、高熱が続くこともあります。下気道感染に発展すると、咳がとまらなかったり、ぜいぜいいったりします。ぜいぜいひゅーひゅーいう子には吸入が必要になることもあります。あきらかに息苦しかったり、咳がひどくて食事や睡眠が取れない場合は入院が必要になります。
RSウイルス感染は院内の抗原検査キットで10分程度で検査できますので、(専用のデンシノメトリーで機械が自動判定するので昨年よりも確実性が高くなりました)なかなか風邪が治らない鼻炎や咳主体の熱のあるお子さんや3−4日熱が出たりやんだりしてすっきりしないお子さん、周りにRSウイルス感染症のお子さんがいる場合などは検査ではっきりすることができます。(ただし、保険上はあくまでも原則ですが1歳未満のお子さんが抗原検査の適応になっていますので、当院自己負担で検査をしているのが実情です。包括診療費の中でクリニック負担が増えることは本当に悩ましいですが、患者さんのためならば、ためらってはおれません!)
昨年も同じ内容を書きましたが、少し書き加えて新たにブログに掲載して注意喚起を促します。
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まついファミリクリニック
内科・外科・小児科・小児外科
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