小児科(過敏性腸症候群)

過敏性腸症候群はお子さんにとってなかなか辛い病です。腹痛や腹部不快感を慢性的にくり返し、下痢や便秘、腹痛を伴う病気です。腸管に明らかな炎症や腫瘍などの器質的な病気はなく、腸管の働きに問題があり、ストレスと関係が深いとされています。不登校、起立性調節障害、倦怠感、不眠、頭痛、無気力などを併存することがあり。機能性腹痛症候群も慎重な経過観察が必要とされています。薬物療法による直接的な治療も重要ですが、過敏性腸症候群は腸脳相関の異常によって腹痛を感じやすくなることを説明し、子どもの病状を他者に理解してもらうことだけでよくなることがあります。また、正常な排便習慣を回復させるための食生活や睡眠リズムの改善、学校との協力のもと、学校でトイレへ行くことに対する配慮も効果があります。なお、一般的な腹痛は、そうした過敏性腸症候群のような機能的な疾患に限らず感染症や急性疾患(虫垂炎、イレウス、捻転、穿孔など)が原因となっていることもあるますから、その点も肝に銘じつつ慎重に診察診断し、中長期的にサポートいたします。

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