小児科

小児科

Problemこんな症状でお悩みの場合は?

主に小児科一般診療を行っております。そのほかに、
便秘、夜尿症、アトピー性皮膚炎、過敏性腸症候群
起立性調節障害、アレルギー性鼻炎(舌下免疫療法)
などのお悩みに対しての診療も行っております。
急な発熱や腹痛、頭痛、嘔吐、下痢など、お子様に現れた症状に対して適切な処置を行います。
予防接種は生後2ヶ月からやっております。乳幼児健診も岐阜市から委託されております1歳半健診、5歳児健診を中心にやっております。
こんな症状でお悩みの方へ

About小児科診療について

小児科診療について
小児科診療では、発熱や腹痛、下痢嘔吐、咳・鼻漏、咽頭喉頭痛、頭痛といった症状に対して、処置を行います。
症状に応じて点滴や、抗菌剤の使用といった基本的な治療を行います。
ですが診察をして、入院が必要であると判断した場合は速やかに基幹病院へ紹介いたします。
また、乳幼児健診(1歳半健診、5歳健診)では、身長・体重・頭囲などの身体計測と検尿(可能な場合)、内科診察をさせていただきます。
健診に関しては、岐阜市に住民票がある場合は無料で受けていただけます。
必ず、母子手帳のご持参をお願い致します。

Disease各種疾患

  • 一般診療
    一般診療
  • 発熱外来
    発熱外来
  • 便秘外来
    便秘外来
  • 夜尿症
    夜尿症
  • アトピー外来
    アトピー外来
  • 過敏性腸症候群
    過敏性腸症候群
  • 起立性調節障害
    過敏性腸症候群
  • アレルギー性鼻炎
    (舌下免疫療法)
    過敏性腸症候群

Vaccination予防接種

予防注射は、まつい小児科時代よりたくさんのお子さんに接種して参りました。
予防接種は「打ってさえいれば基本的にかからなくていい病気」を防ぐ上で最大の手立てです。
小児の各種定期予防接種は、生後2ヶ月から当院にて全て可能でございます。
近年は打たなければならない予防接種の種類が大変多く、親御さんもお子さんもなかなか大変な状況になっています。
抵抗力の弱い新生児や0歳児はできる限り病院の個室で診察を待ち、予診、接種、接種後の観察を行なっております。
また、成人の予防接種(例えば帯状疱疹や肺炎球菌、麻疹風疹、インフルエンザなど)や、子宮頸がんワクチンも行なっております。予防接種を受けそびれた方も諦めずにご相談ください。
最適な接種スケジュールを立案し、最善の予防接種を提供するように努めております。
生後2ヶ月から接種可能なワクチン
生後3ヶ月から接種可能なワクチン
生後6ヶ月から接種可能なワクチン
生後12ヶ月(1才)から接種可能なワクチン
生後36ヶ月(3才)から接種可能なワクチン
年長児に接種するワクチン
小学4年生で接種するワクチン
小学6年生で接種するワクチン
中学生・高校生で接種するワクチン

Health Check乳幼児健診

  • 1歳6ヶ月児 健康診査
    (満1歳6か月~満2歳に達しないお子さま)
  • 5歳児 健康診査
    (年中児)
医師による一般健診です。身長・体重・頭囲などの身体計測を行います。
岐阜市に住民票のある方は無料です。

【持ち物】母子手帳

Vaccinationこんなときは?

  • 発熱時には
  • 下痢・嘔吐時には
  • くすりの飲ませ方

発熱時には

お子さんの発熱と解熱剤の使い方
お子さんは成人と比べてはるかに発熱しやすいという特徴があります。

お子さんの発熱の原因のほとんどはウイルス感染によるものです。ウイルスが体内に侵入すると体はウイルスに対する戦を始めます。ウイルスは熱に弱い特徴があり体はそれを知っていて、まず熱を出して戦おうとします。そのために発熱するのです。だから発熱するという事は、それだけ体力があり、ある意味では喜ばしいことなのです。

熱はウイルスと戦うための大切な武器なのです。熱を下げると言うことは武器なしで戦えと言っていることにもなりかねません。しかし発熱には二面性があり、熱が出ることによって不機嫌になったり、眠れなかったり、極端に食欲が落ちたりします。もしこれらの症状が強く出た時には一時的に戦を休むために解熱剤を使って熱を下げ、次なる戦の体力を確保してあげましょう。

解熱剤の使い方は熱が38.5℃以上あったらとかではなくて、あくまでお子さんの状態が発熱のためかなり「まいってるな」とおもわれた時にのみ使ってください。発熱が38.5℃以上あってもかなり元気で食欲もまずまずあったり、睡眠出来るようだったり、睡眠中の発熱はいきなり解熱剤を使用しないで今少し様子を見てもよいかと思われます。

決して熱を怖がらないでください。発熱は神様が子どもに与えてくださった大切な武器なのです。

発熱で脳が冒されると思いがちですが、特殊な発熱(42℃以上、たとえば悪性過高熱など)以外は発熱のみで脳が冒され、脳に障害が発生する事はありません。発熱後脳がおかしくなったと思われるのは脳自体に病変があって、そのとき高熱を伴っていたにすぎないのです。

発熱というと氷枕やおでこに冷却剤を貼ったりしがちですが、これは解熱効果はほとんど期待できません。ただ局所を冷却する事によって気持ち良いという効果があるくらいです。冷却によって解熱させようとするなら体の80%くらいを冷却するようにしないと解熱効果は期待できません。
発熱時の保温
お子さんの発熱にはじわじわ上昇する発熱と、急激に上昇する発熱とがあります。

急激に上昇する発熱は初期に熱があるにもかかわらず、顔色が悪く、体の中心は熱いのに手足は冷たいことがよくみられます。これは熱の分利と言われる現象でしばらくすると手足も暖かくなり顔色も良くなってきます。

このように急激な発熱の初期は厚着をしたり毛布でくるんだりして保温に努め、熱が全身に行き渡ったら少し下熱を目的として熱の逃げ場を作る意味で薄着にしてくるんでいた毛布なども取ってあげてください。

発熱するとすぐに保温と考えるのではなくて、熱の分利があるときは保温し、発熱が全身むらなく行き渡ったときは少し熱が逃げる道を開けてやって下さい。厚着をさせるよりも室温の調節を心がけてください。
発熱と入浴
高熱時(38℃以上)は入浴はさけて下さい。38℃以下で元気が良く食欲もあり嘔吐やひどい下痢がないときは短時間の入浴はさしつかえありません。

ただし、とびひ、おでき、外傷があって発熱が認められる時は入浴はさけて下さい。
発熱がなく鼻汁や鼻閉がある時は寝る前にぬるめのお風呂で長時間の入浴をおすすめします。
熱の測りかた
熱の様子を教えて下さい。
いつ、何度くらいあったか?は大切な情報です。忘れないでメモしておいて受診時に教えて下さい。
どこで測るのか?
わきの下で測るのがよいでしょう。
肛門で測る場合は、わきの下よりも0.5~1.0℃ほど高くなります。
首のところで測る場合は、部屋の温度の影響を受けることがあります。
耳で測るのはきわめて不正確です。参考程度にして下さい。
正常体温
乳児 36.3~37.4℃
幼児 36.5~37.4℃
学童 36.5~37.3℃
健康なこどもの体温
体温は一日中同じ体温ではありません。朝は低めで夕方は高めです。
運動をしたり食事をしたあとは体温がたかくなります。
赤ちゃんは厚着や暖房などの影響で、高く測れてしまうことがあります。おかしいなと思ったらしばらくしてもう一度測ってみましょう。
熱がある?平熱?
平熱がどのくらいかを知っておきましょう。
元気なときに1日4回(朝、昼、夕方、寝る前)、食事前の安静な状態での体温を測ります。
平熱より1℃以上高ければ熱があると考えて良いでしょう。

下痢・嘔吐時には

下痢・嘔吐時には
毎年冬になると、乳幼児の嘔吐下痢症が流行します。いわゆる胃腸かぜです。

かぜには大きく分けて2種類のウイルスがあります。一つは、一般的に風邪と言われる咳や鼻汁や発熱を来すウイルスで呼吸器粘膜に取り付くものです。もう一つは下痢・嘔吐を来すもので胃腸の粘膜に取り付くエンテロウイルスに属する風邪です。その代表的なのがロタウイルスです。

突然の嘔吐で発症し、次いで激しい下痢となります。下痢は徐々に水様白色となり、昔はこれを白痢とか小児仮性コレラとか疫痢と呼んで非常に怖がられた病気です。昔はこれによる脱水で多くのお子さんの命が奪われました。

この病気で最も注意を要するのは脱水です。嘔吐のあるときの水分補給はよほど注意しないとさらなる嘔吐を引き起こしさらに脱水が進行する可能性があります。複数回の嘔吐があれば直ちに受診してください。

くすりの飲ませ方

乳児
水薬はそのままで、粉薬は少量の水分でペースト状にして与えます。溶かすときに一口で飲める量にしましょう。

1回分のミルクに混ぜると飲み残しなどで正確に1回分のお薬を飲ませることができないことがあります。ミルクに混ぜるときは少量のミルクに混ぜてまず薬を飲ませ、その後で残りのミルクを飲ませましょう。
幼児
可能であれば、水薬も粉薬もそのままでなるべく飲ませましょう。薬である事を認識させた上で飲ませる習慣をつけましょう。

しかし、それが無理であれば、お水に溶かして飲ませても良いですし、薬の味や苦味が気になる場合は、牛乳、ヨーグルト、アイスクリームなどに混ぜると薬の味がやわらぎます。服薬用ゼリーを使うのも良い方法と思います。水薬を凍らせて与えるのもよいでしょう。
お薬はいつ飲ませるのか?
たとえば、1日3回食前というのは、1日3回は食事をするだろうからその時間をめやすに飲ませてくださいという意味で、食事を取る・取らないは、はお薬を飲ませることとは無関係なのです。

理想的な飲ませかたは、8時間毎に飲ませることです。この方法がお薬の効果を最大限に引き出す事になります。最近幼稚園や保育園でお昼に先生が飲ませてくれないから1日2回で処方して欲しいと言われる親御さんがおられますが、それは薬の効果を妨げることになりますので、そうした場合は、たとえば、朝お薬を一回飲んで、幼稚園や保育園から帰ってきたら、すぐに飲んで、寝る前に3回目を飲むという具合にすれば3回飲むことができます。(幼稚園からの帰りが遅いと難しいですが。)

食前と用法を記載する場合がありますが、それは、食後満腹の時に飲ませると、せっかく食べた物を吐く事につながる場合があり、お薬のきらいなお子さんをさらに薬ぎらいにしてしまうから、場合によっては用法を、食後内服のところをあえて食前内服にするときがあります。