内科(痛風・高尿酸血症)

痛風は足の親指や膝などに発作性急性関節痛を引き起こす病気ですが、とにかく痛くて痛くて困る病気です。その原因は高尿酸血症といって、血中の尿酸値が高いことが原因です。痛風発作はNSAIDsといった消炎鎮痛剤を飲んで経過を見ていれば1−2週間で収まりますが、それが治まってしまうと、「もういいや。」「もう起きないから大丈夫。」といってそのまま放置してしまう人が多いです。実は、高尿酸血症を放置すると心血管イベントリスク(心筋梗塞になったり、狭心症になったり・・・などのリスク)を高めたり、あるいは腎機能障害・腎不全を引き起こし、場合によっては透析となってしまうこともあります。心筋梗塞は致命的となりかねませんし、助かった後も余分な薬を飲まないといけなかったり、慢性的な心不全を背負うようになると思うように運動できなかったり働けなかったりしますし、透析治療を受けることになればは大変な苦労を伴います。止むを得ず心筋梗塞になったり透析導入になるものはやむを得ませんし、その方々のケアは社会全体で十分に行われるべきだと思います。しかしまだそこに至っていない方で回避可能な方は是非とも回避すべきです。食事生活指導を行なって、尿酸値を下げることをご提案し、それでも体質的に難しい方は血液検査を定期的に行いつつ尿酸値を下げるお薬を処方し高尿酸血症からの脱却をお助けいたします。慢性疾患はとにかく長いですので診察時にお会いする都度、患者さんを励ましながらこちらも治療を頑張ります。痛風がないから大丈夫といって放置している方は、今一度思い直して当院を受診してください。

 

 

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