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乳幼児の予防接種についてですが、4月から5種混合ワクチンが開始となります。
5種とは・・・
- 1.ジフテリア
- 2.破傷風
- 3.百日咳
- 4.ポリオ
- 5.Hib(ヒブ)
の五つです。
今までは4種混合ワクチンが接種されておりました。4種とはジフテリア、破傷風、百日咳、ポリオの4疾患です。
これに新たにHib(ヒブ):ヘモフィリス インフルエンザ菌b型に対するワクチンが混和されたということになります。
今まではHibは4種混合と別に接種していました。つまり2か所にそれぞれを1回ずつ注射しないといけなかったのです。
それが今度からは1回接種するだけでHibも4種(ジフテリア、破傷風、百日咳、ポリオ)もすべて接種が完了できるわけです。
いままで4種を打っていたお子様が1歳に4回目を追加接種したりする場合は、今まで通り4種混合を接種しなければなりませんが、生後2か月以降でこれから新しく接種される方には5種混合ワクチンを接種できることになりますので、ご希望の方はご連絡ください。
もちろん肺炎球菌ワクチン、B型肝炎ワクチン、ロタウイルスワクチンも併せて接種が必要になります。
ポストコロナ時代、やはりコロナ禍で感染症にさらされる機会が少なかった我々はこの冬にさまざまな感染症に悩まされました。COVID19はもちろん、インフルエンザ、アデノウイルス、溶連菌、RSウイルスなど、先週治ったばかりでまた風邪、といったケースが多々見受けられ、あるいはインフルエンザにアデノや溶連菌の同時感染、あるいはコロナとインフルエンザの同時感染も珍しくはありませんでした。
コロナ以外の感染症が流行せず、その中でひっそりと耐えてきた我々の社会において、いろいろな感染症が今後はコロナ前に比べて大きく流行する可能性があり、コロナのために予防接種を控えざるをえなかったり、定期に接種できなかったお子様たちもおられますので、これからの感染症の動向は全く読めないと思われます。
これから新たに予防接種を受けるお子様は、そんな時代をたくましく生き抜くために、生後2か月から始まる予防接種をきっちりを受けていくということが、大事だと思います。
院長は以前から、「予防接種で防げる病気は、全て予防接種を受けて予防すべきである。」と強調しております。
もちろん、予防接種をしても防げずかかることもあります。しかし、予防接種をしなかったために、重症化して、思わぬ後遺症を患うことは、親としてはぜひとも避けたいことだと思います。わたしも自分の息子にはすべてのワクチンを打ちました。コロナももちろん打ちました。ワクチンの副反応で問題となることは一切ありませんでした。それは幸いそうだったということかもしれませんが、そのおかげで生後3か月で気管支炎と胃腸炎で入院はしましたが、その後は大きな風邪で入院したりすることはありませんでした。コロナにもかかりましたが、熱は出ず、咳が出ただけでが出て終わりました。
副反応のことをいろいろといわれますが、副反応のことばかり大きく言われ、肝心なその疾患にかかって重症化させないとか、合併症を予防するなどの効果については語られないので、ネット上でいろいろ調べると不安になりますが、それでもやはり恩恵のほうが大きいですので予防接種はやはり受けるべきだと思います。
当院では、
1.予接接種(小児健診も含む)希望者を特定時間にまとめて接種するのではなく、通常診察時間内に個別に対応いたします。(土曜日もやります。夕方もやりますがなるべく午前中でお願いいたしております。)
2.感染症などの患者さんとの接触を最小限とするために極力別室で待機いただき別室で接種を行います。
3.接種後30分程度の経過観察も必要により別室にて怠りなく行います。
以上により小さなお子様がいらぬ感染症に接触してかからないように努力して実施いたしますので、安心して予防接種をお受けいただければと存じます。
ご希望の方は電話にてご連絡ください。(予防接種についてはWeb予約は承っておりません。)