今日から新型コロナはいよいよ5類になります。当院として、今後どのように発熱外来を行っていくか、方針を示しますので、よろしくお願い申し上げます。

発熱者は単に熱がある人と言うことだけではありません。風邪の方はコロナを検査しなければ絶対に否定できないのて、発熱者として扱う対象になります。いままでも当院は発熱者を厳格に定義して対応し、コロナとは関係がないご高齢の方や小さなお子様には害が及ばぬように取り組んできました。

当院としましては、発熱・風邪の方の症状は、以下のような症状と認識しております。

『鼻が出る、鼻が詰まる、喉が痛い、咳が出る、熱が出る（熱が出た）、悪寒がある、倦怠感がある、下痢がある、嘔吐がある、味覚嗅覚障害がある、筋肉痛関節痛がある』などです。

これらを認める方や、風邪が疑われる方は、他の慢性疾患の方や乳幼児へ配慮し、また、当院医療スタッフの保護の為に、今後とも車内で待機いただき発熱専用エリアで診察します。

初診の方（今回の症状が出てから初めて受診の方）は、特に医師は、防護着、マスク、シールド、グローブ装着の上、診察します。この場合、トリアージを行って診察に及んだということで、トリアージ料が保険診療内で発生します。3割負担の方は900円程度余分にいままでも頂戴いたしておりました。これからも、トリアージ料はご負担いただきます。また、再診の方でも発熱が続いていたり、その他の症状が続いており、医療者側が防護しなければ診療し難いと判断した場合は前述と同様の様式で診療させていただき、トリアージ料を算定させていただきます。

ただし、初診でも鼻漏・鼻閉のみの場合や、その他の症状でも軽微と判断した方、再診の方でこれまでの経過や診察からコロナが否定的な方は、こちらの場合は防護着を付けず、マスクや手袋などのみの軽装で診察いたします。トリアージはしておりますが、トリアージ料は算定いたしません。

検査料について（3割負担の場合）は次の通りです。

新型コロナ抗原検査　900円

新型コロナ・インフルエンザ同時抗原検査　1260円

新型コロナPCR（院内NEAR法）2100円

鼻腔咽頭ぬぐい液採取料　75円　どの検査でも負担が必要

免疫学的検査技判断料　432円　抗原検査の場合

微生物学的検査判断料　450円　PCRの場合

以上は5/8からは自己負担になります。岐阜市に籍のある15歳未満の小児は無料です。

また、コロナ陽性の方へは、診察料や検査料などに加えて保険診療として療養指導料432円を別途算定いたします。

また、受診後に入院が必要な場合は、入院先を調整する必要があり、保険診療として入院調整費2850円（3割負担の場合）をご負担いただきます。

以上が発熱患者さまへの当院の今後の対応になります。

5類になったといえど、コロナは本当に検査してみないと分からない病気でして、当院でも前日他院を受診され、咳と咽頭痛にて翌日当院を受診され、発熱は認めなくてもPCR陽性であった方や症状が軽微でも検査でも陽性が判明した方を診ております。一般社会ではもはやコロナは存在しないものと認識されているかもしれませんが、体力のない人にとっては脅威の感染者ですので、病院ではとにかく慎重に対応すべき疾患であることにはこれからも変わりがありません。ゆえに、みなさま何卒ご理解とご協力のほどよろしくおねがい申し上げます。

なお、今後の政府や厚生労働省の対応により、上記が変更される可能性がございますので、よろしくお願い申し上げます。